研修委託業務

課題別研修「HIV/エイズ予防および対策~MDG6達成にむけて~」
 (2015年~2017年, JICA九州国際センター)

キーワード :HIV/エイズ予防および対策、南部アフリカ、日本のHIV/エイズ対策


当社では、JICA九州国際センターが実施する研修員受入事業「HIV/エイズ予防および対策~MDG6達成にむけて~」を受託し、国立病院機構熊本医療センターの協力の元、全3回(2015年~2017年)の研修を実施しました。

近年HIV/エイズの予防に関する知識が広まっていることもあり、15~24歳の若者を中心にHIVの新規感染及びエイズによる死亡者数は減少傾向にあります。しかし、1990年に800万人だった感染者の数が2012年には35,000万人となりました。エイズ発症を遅らせる薬の開発が進んだことで感染者の健康が改善されているものの、引き続きHIVの新規感染が発生していることも事実です。特にその蔓延が著しいのはアフリカで、現在も世界におけるエイズ感染者のうちの約7割はサハラ以南在住の人が占めています。エイズが蔓延している国々に対してエイズの予防と治療は最も重要な課題の一つであり、HIVの感染及び拡大に対応するための国際社会における緊密な協力体制の構築が重要視されています。

本研修には、南部アフリカ(ジンバブエ、スワジランド、モザンビーク、レソト、ザンビア)を始め、アフリカ、アジア、太平洋州、中米から合計26名の研修員が参加しました。

16日間の研修のなかで研修員たちは、講義や演習、東京への研修旅行、保健行政機関や医療施、NGOの活動を視察し、日本のHIV/エイズ対策を学びました。また、南部アフリカにおけるJICAのエイズ対策プロジェクトに携わる専門家を招聘し、参加国のニーズ合った研修内容になるように工夫しました。

研修員は、この研修での学びの成果を帰国後に自国でのそれぞれの業務に活かすため、活動計画をとりまとめ、国立病院機構熊本医療センターを会場とした発表会において同計画の発表を行いました。

研修員によるジョブ・レポートの発表

弊社技術顧問によるワークショップ

病院見学

着付け教室

JICA専門家の指導によるアクションプラン策定

弊社技術顧問による講義

治療現場におけるロールプレイ

弊社総務によるけん玉を使った日本文化紹介

閉講式でのベリーズの研修員によるスピーチ

帰国後の研修員からの活動報告